待ってた!『スター・ファイター』コレクターズ・エディションBlu-rayがついに2026年5月発売!金曜ロードショー版吹替も収録

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40年越しの夢が叶う日がやってくる

ゲーム少年だったあの頃、心の底から憧れた映画がある。それが1984年公開、日本では1985年4月に公開された『スター・ファイター』だ。そしてついに、本当についに、この作品が日本で正式にBlu-ray化される。しかも、1988年9月2日に日本テレビ系『金曜ロードショー』で初回放送されたあの伝説の日本語吹替版が収録されるというじゃないか。

TCエンタテインメントから2026年5月13日に発売されるこの「スター・ファイター コレクターズ・エディション」は、まさに待ち望んでいたファン全員への最高のプレゼントだ。

日本のファンにとって、これがどれだけ待ち遠しかったか

正直に言おう。この作品、日本では長い間、まともに観る手段がなかった。1985年の劇場公開後、VHSでリリースされたきり、DVDもBlu-rayも国内盤は一切出なかったのだ。

海外では早くからDVD化され、その後も何度もリマスターされたり再版されたりしていた。2023年には北米でArrow Videoから豪華な4K UHD版まで出ている。でも日本は?ずっと蚊帳の外だった。

当時VHSを買った人は大事に保管していただろうし、英語が堪能な人は北米版を個人輸入していたかもしれない。でも、字幕すらない状態で観るのはなかなかハードルが高い。Blu-rayは日本の機器でも再生できるとはいえ、やっぱり日本語がないと気軽には楽しめない。

そんな状況が40年近く続いていたのだから、この発売がどれだけ感動的なニュースか、わかってもらえるだろうか。

金曜ロードショー版吹替の価値

今回のBlu-rayの最大の目玉は、なんといっても1988年9月2日初回放送の日本テレビ系『金曜ロードショー』版日本語吹替音声の収録だ。

当時の金曜ロードショーといえば、洋画ファンにとっては週末の楽しみそのものだった。そこで放送された吹替版は、多くの人の記憶に刻まれている。あの声、あの翻訳、あのニュアンス。それがまた蘇るのだ。

演出は福永莞爾、翻訳は大野隆一という布陣。当時のテレビ吹替の黄金期を支えたスタッフによる仕事が、ついに正式な形でパッケージ化される。

しかも、TV放送時にカットされた11箇所(計5分16秒)については、本編再生時は英語音声+日本語字幕になるものの、特典として「TV放送版吹替連続再生機能」も搭載されている。放送当時のまま観ることもできるし、完全版として観ることもできる。この配慮、最高じゃないか。

『スター・ファイター』ってどんな映画?

知らない人のために簡単に説明しよう。

カリフォルニアの田舎、トレーラーハウスが並ぶ小さなコミュニティで暮らす青年アレックス・ローガン(ランス・ゲスト)は、将来に希望を見出せずにいた。そんな彼の唯一の楽しみが、集落の片隅に置かれたアーケードゲーム『スター・ファイター』だ。

ある日、アレックスはこのゲームで最高得点を叩き出す。すると突然、ゲームの開発者を名乗る謎の男センタウリ(ロバート・プレストン)が現れ、アレックスを宇宙へと連れ去ってしまう。

実はこのゲーム、ただのアーケードゲームではなかった。銀河の彼方で繰り広げられている宇宙戦争において、優秀なガンナーをスカウトするためのシミュレーターだったのだ。善の宇宙人たちの星間同盟「スター・リーグ」は、悪の宇宙人ズアー率いる「コダン艦隊」の侵略に対抗するため、地球人をも含めた優秀なパイロットを探していたのである。

最初は戸惑い、逃げ帰ろうとするアレックス。だが、仲間のスター・ファイターたちが敵の奇襲で全滅してしまう。生き残ったのは、アレックスとペアを組むはずだった異星人の航海士グリッグ(ダン・オハーリヒー)と、戦闘艇「ガンスター」1機のみ。

銀河の、そして地球の運命が、ゲーム少年の肩にかかる——。

こんな設定、少年の心をつかまないわけがない。ゲームが得意なだけの自分が、実は世界を救うヒーローになれるかもしれない。そんな夢を形にしたような物語なのだ。

コンピューターグラフィックス黎明期の傑作

この映画が単なる青春SFではない理由がもうひとつある。それは、コンピューターグラフィックス(CG)を本格的に導入した映画史上初期の作品だということだ。

1982年のディズニー映画『トロン』に続き、『スター・ファイター』は1984年の時点でCGによる宇宙戦闘シーンを実現させた。本作の画期的な点は、戦闘シーンの主体をフルCGで描いたことだ。主役機である二人乗りの戦闘艇「ガンスター」をはじめ、宇宙戦闘の多くの場面がCGで描かれている。これは当時としては極めて野心的な試みであり、フルCG戦闘シーンを主体とした初期の作品のひとつとして映画史に名を刻んでいる。

当時のCG技術は今から見ればもちろん素朴だ。でも、だからこそ味がある。オプチカル合成とはまた違う、カクカクしながらも未来的な映像は、当時の観客に強烈なインパクトを与えた。CGを制作したのはデジタル・プロダクションズ(Digital Productions)という会社で、ジョン・ホイットニー Jr.らが創設し、当時としては驚異的なスーパーコンピューター「Cray X-MP」を使用して制作された。まさに最先端技術の結晶だったのだ。

プロダクションデザインを手掛けたのは、『エイリアン』や『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』などで知られるロン・コッブ。宇宙船や異星人のデザインは、今見ても魅力的だ。

スタッフ&キャストの豪華さ

監督はニック・キャッスル。『ハロウィン』でマイケル・マイヤーズ(通称「ブギーマン」)を演じたことでも知られる人物で、その後も『タップス』などの脚本を手掛けている。本作は彼の監督作としても印象深い一作だ。

脚本は、ジョナサン・ベトゥエル。彼が書いたこのオリジナル脚本の発想——ゲームがスカウトツールだったという捻り——は本当に素晴らしい。

音楽はクレイグ・セイファン。壮大でありながら、どこか郷愁を誘うメロディは、作品の雰囲気を完璧に捉えている。

キャストも魅力的だ。主人公アレックスを演じたランス・ゲストは、この役で一躍注目を集めた。ヒロインのマギー役はキャサリン・メアリー・スチュワート。彼女の明るく快活な演技が、作品に華を添えている。

そして、センタウリ役のロバート・プレストンだ。彼は『ミュージック・マン』などで知られるベテラン俳優で、本作が遺作となった。詐欺師めいた軽妙さと、どこか人情味のあるキャラクターを見事に演じている。

爬虫類系異星人のグリッグを演じたダン・オハーリヒーは、特殊メイクの下でも存在感を放つ名優。『ロボコップ』のオムニ社会長役でも知られる彼の、温かみのある演技が素晴らしい。

特典映像も超豪華

今回のコレクターズ・エディションには、約2時間の特典映像が収録されている。内容を見てみよう。

  • 監督ニック・キャッスルとプロダクションデザイナー、ロン・コブによる音声解説
  • 女優キャサリン・メアリー・スチュワートへの2020年インタビュー
  • 作曲家クレイグ・セイファンへの2020年インタビュー
  • 脚本家ジョナサン・ベトゥエルへの2020年インタビュー
  • 特殊効果スーパーバイザー ケヴィン・パイクへの2020年インタビュー
  • SF作家グレッグ・ベアによるCGI制作会社デジタル・プロダクションズに関するインタビュー
  • アーケードゲームコレクター、エスティル・ヴァンスによる作中ゲーム再現に関するインタビュー
  • アーカイブ映像「スクリーンの英雄たち」
  • アーカイブ4部構成ドキュメンタリー「フロンティアを越えて:ラスト・スターファイターの制作」
  • ギャラリー(静止画)
  • 予告編集(劇場予告編、ティーザー予告編)

これだけの特典が詰まっているのだから、映画ファンにとってはたまらない内容だ。

さらに、初回限定でVHS風アウタースリーブケース仕様という遊び心も。当時を知る人にはたまらないパッケージデザインだろう。

ゲームとの不思議な縁

この映画の面白いところは、作中でゲームが重要な役割を果たすだけでなく、現実世界でもゲーム化されたり、ファンによってゲームが作られたりしているところだ。

1990年には、ファミコン(北米版のNES)用ゲームが発売された。ただし、これは最初から本作を題材として開発されたものではなく、既存企画を流用して映画ライセンス版として再構成された作品で、当時の横スクロールシューティングゲーム『Uridium』に近い設計だったとされている。

そして2007年には、なんとファンが作中に登場するアーケードゲーム版「スター・ファイター」をほぼ忠実に再現し、Windows用フリーソフトとして公開している。映画への愛が形になった素晴らしい例だ。

35mmオリジナルネガより4Kスキャン

今回のBlu-rayは、35mmオリジナルネガより4Kスキャンされた最新マスターを使用している。つまり、これまでで最も美しい映像で『スター・ファイター』を楽しめるということだ。

音声も充実している。英語音声はDTS-HD Master Audio 5.1chサラウンド、4.1chサラウンド、2.0chステレオの3種類を収録。日本語吹替はドルビーデジタルモノラルだが、これは当時の放送音源をそのまま活かしているからだろう。

字幕も3種類用意されている。オリジナル音声用、日本語吹替音声用、そして音声解説用だ。

これは買うしかない

正直、こんなに待ち望んでいたリリースはなかった。海外版を買おうか何度も迷ったけれど、やっぱり日本語で、しかも金曜ロードショー版の吹替で観たいという気持ちが強かった。

そしてついにその日が来る。2026年5月13日。

この作品を劇場で観た世代、金曜ロードショーで観た世代、そしてこれから初めて観る世代。すべての人に届けたい、夢とロマンに溢れたSF映画の傑作だ。

ゲーム少年がヒーローになる。こんなにシンプルで、こんなに胸が熱くなる設定が他にあるだろうか。CGは古いかもしれない。でも、そこに込められた情熱と、物語の持つ普遍的な魅力は、決して色褪せない。

「おめでとうスター・ファイター!君はスター・リーグよりスカウトされた」

あの名台詞が、またリビングに響く日が来る。

待ってたよ、本当に待ってた。

Amazonで予約受付中なので、気になった人は早めにチェックを。高騰する前に、ぜひ。


製品情報

  • タイトル:スター・ファイター コレクターズ・エディション
  • 発売日:2026年5月13日
  • 発売元:TCエンタテインメント
  • 品番:TCBD-1915
  • 形態:Blu-ray 1枚組
  • 本編:101分
  • 特典映像:118分
  • 音声:英語DTS-HD MA 5.1ch/4.1ch/2.0ch、日本語吹替DD モノラル、英語音声解説DD 2.0ch
  • 字幕:日本語(オリジナル音声用/日本語吹替音声用/音声解説用)
  • 初回限定:VHS風アウタースリーブケース仕様

スタッフ

  • 監督:ニック・キャッスル
  • 脚本:ジョナサン・ベトゥエル
  • 製作:ゲイリー・アデルソン、エドワード・O・デノート
  • 撮影:キング・バゴット
  • 音楽:クレイグ・セイファン
  • プロダクションデザイン:ロン・コッブ
  • CG:ジョン・ホイットニー Jr.

キャスト

  • ランス・ゲスト(アレックス・ローガン)
  • ロバート・プレストン(センタウリ)
  • ダン・オハーリヒー(グリッグ)
  • キャサリン・メアリー・スチュワート(マギー・ゴードン)
  • ノーマン・スノウ(ズアー)
  • バーバラ・ボッソン(ジェーン・ローガン/アレックスの母)
  • クリス・ヘバート(ルイス・ローガン/アレックスの弟)

日本語吹替版スタッフ

  • 演出:福永莞爾
  • 翻訳:大野隆一

※1984年/アメリカ映画/日本初公開1985年4月20日(東宝東和配給)

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