NVIDIAの最新フラッグシップGPU「GeForce RTX 5090」が1月30日に販売解禁されましたが、価格がヤバいことになってます。発表時から「高いなあ」とは思ってましたが、実際に発売されてみると想像以上の高額化で、もはや一般ユーザーには手が届かないレベルに…。
今回は、なぜRTX 5090がこんなに高くなってしまったのか、各メーカーの価格動向と併せて詳しく見ていきたいと思います。ゲーマーにもクリエイターにも大きな影響がありそうな話なので、ぜひ最後まで読んでください!
まずは基本情報をおさらい
RTX 5090は、NVIDIAの最新世代「RTX 50シリーズ」のフラッグシップモデルです。主なスペックは:
- 32GB GDDR7メモリ搭載(前世代の5090は24GB)
- Blackwell世代の最新アーキテクチャ
- DLSS 4対応で、さらなる高フレームレート実現
- AI性能も大幅向上
性能面では間違いなく現時点で最強のコンシューマー向けGPUなんですが、問題はその価格なんです…。
円安の影響でMSRP価格からして既に高額
まず大前提として、RTX 5090の公式価格(MSRP)は:
- アメリカ:1,999ドル
- 日本:39万3,800円
これだけ見ても「高っ!」ってなりますが、為替を考えるとさらに深刻です。1,999ドルを現在の為替レート(約155円/ドル)で計算すると約31万円。つまり、日本の公式価格は為替だけでも8万円以上高い計算になります。
円安の影響がモロに出てるんですね。RTX 4090が発売された2022年と比べて、ドル円は約40円も円安に振れてるので、これは避けようがない現実です。
実際の販売価格はさらにヤバい
公式価格でも十分高いのに、実際の販売価格はもっと悲惨なことになってます。
各メーカーの実売価格(2025年7月時点)
価格状況の変化 発売当初の異常な高騰から約半年が経過し、価格は徐々に落ち着きを見せています。6月中旬頃から40万円を切る価格で販売されるようになり、GAINWARD製RTX 5090は399,980円、ZOTAC製GeForce RTX 5090は398,000円まで下がりました。
現在の価格帯(7月時点)
- 最安価格帯:39万8,000円~40万円前後(ZOTAC、GAINWARDなど)
- ミドル価格帯:45万円~50万円(GIGABYTE、一部MSI)
- ハイエンド価格帯:50万円~(ASUS ROG、MSI SUPRIM上位など)
MSI
- GeForce RTX 5090 32G SUPRIM SOC:最安価格538,000円
その他メーカー 各メーカーとも在庫状況は改善傾向にあり、抽選販売から通常販売に移行するモデルも増えています。ただし、人気モデルは依然として品薄状態が続いています。
価格改善の傾向 発売当初の50万円~60万円台から大幅に下落し、現在は40万円前後でも購入可能な状況になってきました。MSRP(39万3,800円)にかなり近い価格で購入できるモデルも出てきています。
なぜこんなに高いのか?主な要因を分析
1. 品薄による需給バランスの崩壊
販売解禁日から品薄が続いており、取り扱うショップでは、当初よりWeb抽選のみで販売することや、店頭販売を行わない旨の告知を行なっている状況です。
肝心な入荷数は1本~10本程度と極少量となる見込みということで、圧倒的に供給が足りていません。
2. 転売ヤーによる買い占め
メルカリやヤフオク、楽天ラクマ、ジモティーなどのサイトでは、現在価格55~90万円台、即決では70~100万円までの価格が確認できるという異常事態。
発売当日に転売されたものは6,000ドルで売れていましたというアメリカの状況を見ても、世界的に転売が横行しています。
3. 製造コストの上昇
最新のBlackwellアーキテクチャや32GB GDDR7メモリなど、最先端技術を詰め込んでいるため、製造コストも高騰。各メーカーもそのコストを価格に転嫁せざるを得ない状況です。
4. 関税問題
トランプ政権による対中関税で悪夢の”冬の時代”到来?米オンラインストアで「GeForce RTX 5090/5080」最大300ドル近い大幅値上げという報道もあり、国際的な貿易情勢も価格に影響を与えています。
メーカー別の特徴と価格戦略
ASUS:プレミアム路線で最高価格帯
ASUSは相変わらずプレミアム路線。ROG Astralシリーズは62万円オーバーと、もはや「買える人だけ買ってください」という価格設定。ただし、冷却性能や静音性、オーバークロック性能は間違いなくトップクラスです。
MSI:バランス重視だが高額
MSIのSUPRIMシリーズは50万円台後半。水冷モデルと空冷モデルで価格差をつけているものの、どちらも一般ユーザーには厳しい価格帯。
GIGABYTE:比較的良心的な価格設定
GIGABYTEのGAMING OCモデルが47万9,800円と、メジャーメーカーの中では比較的安め。それでもMSRPから8万円以上の上乗せですが…。
ZOTAC:最も現実的な価格帯
ZOTACが最も現実的で、SOLID OCが45万円前後。とはいえ「現実的」といっても、一般的なゲーミングPC1台分の価格ですからね。
ネットの反応は?リアルな声をチェック
「もう手が出ない」という諦めの声
Twitter(X)やRedditなどを見ていると、「RTX 5090欲しいけど価格が現実的じゃない」「中古車買えるレベル」といった声が目立ちます。
3DモデリングやAI処理を快適にする目的で5090を購入しました。メモリ32GBは頼もしいという実際の購入者もいますが、多くは業務用途やハイエンドクリエイター向けという印象。
「4090で十分」派が増加
高額化を受けて、「RTX 4090で十分」「5080の方が現実的」という声も増えています。確かに、ゲーム用途なら4090でも十分すぎる性能ですからね。
海外との価格差に不満
「アメリカなら2000ドルなのに、なんで日本だと40万円もするの?」という為替を考慮しない不満の声も。ただ、これは円安という構造的な問題なので、メーカーを責めるのは筋違いかもしれません。
今後の価格動向はどうなる?
価格は安定傾向に
6月中旬時点で「GeForce RTX 5090 が価格崩壊レベルに値下がり。40万円を切り定価に迫る」という状況になっており、発売当初の異常な高騰からは大幅に改善されています。現在はMSRP近くの価格で購入可能な状況となっています。
在庫状況も改善
発売当初に比べて在庫状況は大幅に改善されています。抽選販売から通常販売に移行するショップも増えてきており、以前のような極端な品薄状態は解消されつつあります。
競合製品の影響
AMD の RDNA 4やIntelのBattlemageなど、競合製品が出てくれば価格競争も期待できます。ただし、RTX 5090レベルの性能を持つ競合はまだ出てきていません。
RTX 5090を買うべき人、待つべき人
買うべき人(お金に余裕がある前提で)
- プロのクリエイター(3DCG、動画編集、AI開発など)
- 4K/8Kゲーミングにこだわるハイエンドゲーマー
- 最新技術を体験したい技術者・研究者
- 仮想通貨マイニングなど収益化できる人
待つべき人
- 一般的なゲーム用途の人(RTX 4070 Superや4080で十分)
- 予算が50万円以下の人
- 価格が落ち着くまで待てる人
- 競合製品と比較したい人
代替案を考えてみる
RTX 4090という現実的な選択
中古市場でRTX 4090が20万円前半で取引されているのを考えると、こちらの方が現実的。性能差はありますが、ゲーム用途なら十分すぎます。
RTX 5080という妥協案
RTX 5080なら19万8,800円(MSRP)で、実売価格も20万円台前半。5090ほどの性能は不要という人にはこちらがおすすめ。
海外購入という裏技
アメリカのAmazonやNeweggで購入して輸入する手もありますが、保証や関税の問題があるので上級者向け。
まとめ:RTX 5090の価格は正常化に向かっている
発売当初の異常な高騰から約半年が経過し、RTX 5090の価格状況は大幅に改善されました。
現状のまとめ(7月時点)
- MSRP(39万3,800円)に近い価格で購入可能に
- 最安では39万8,000円程度まで下落
- 在庫状況も改善傾向
- 発売当初の50万円~60万円台から大幅下落
購入を検討している人へのアドバイス
- 価格は正常化に向かっており、購入しやすくなった
- ただし依然として高額なので、用途を明確にしてから検討
- 一般的なゲーム用途なら RTX 4070 SuperやRTX 5080でも十分
- クリエイティブ作業やAI開発など、32GB VRAMが必要な用途なら価値あり
価格が40万円前後まで下がったとはいえ、やはり高額な製品であることに変わりはありません。本当にRTX 5090レベルの性能が必要かどうか、しっかりと検討してから購入することをおすすめします。
ただし、発売当初の混乱期と比べると、はるかに購入しやすい状況になったのは確かです。必要な人にとっては良いタイミングと言えるでしょう。
価格情報は2025年7月時点のものです。最新の価格や在庫状況は各販売店にてご確認ください。




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